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コラム詳細

2007/05/01掲載
何が問題なのか?
先日、銃による悲劇が2件連続して発生した。1件は、アメリカのバージニア工科大学で起きた銃乱射事件、もう1件が長崎の市長銃撃事件。日本ではもちろん銃の所持は基本的に禁止されているが、一定の基準の下に合法化されているアメリカにおいても、こういう事件が起きるたびに銃所持についての是非が問題にされる。最近は治安の悪化が懸念されているとはいえ、まだまだ安全な日本に住んでいる立場で、自分の身は自分で守らなければならない移民の国の施策について意見をするつもりはない。ただ最低限考えたいのは、「銃が問題なのか」ということである。今回は、手段としてたまたま銃が使われただけで、銃がなければ、他の手段(ナイフ、爆弾、毒薬など)で同様の事件を起こすかもしれない。重要なのは、何故こういう事件を起こしたのかという目的を考え、それに対応することによりいかなる手段でも事件そのものが起きないような策を施すことである。

皆さんもプロジェクトや業務、あるいは日常生活の中で様々なトラブルに遭遇していることと思う。それを解決しなければならない時、表層的な「現象」とその奥に潜む「真の問題」をきちんと区別して考えているだろうか。例えば、電車に乗って顧客とのアポイント先に向かう途中、電車が止まってしまったとする。このままでは、アポイントの時間に遅れてしまう。そのときに、「電車をどう動かすか」を考えるのではなく、「顧客とのアポイントをどうしようか」を当然考える。しかし、実際の現場では、得てして電車を動かすための対処療法について延々と議論したりしているものだ。

来る5/25(金)に、「現場で使える問題解決」をテーマとした1日間の公開コースが予定されている。この中で、体系立てた問題解決の手法を展開していく。まだ若干席に余裕があるので、興味のある方は参加を検討されたい。(七対子)

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