プロジェクト・マネジメントのPMコンセプツ/コラム詳細

プロジェクト・マネジメントのPMコンセプツ/コラム詳細

PMコンセプツ・トップページ >> コラム詳細

採用情報サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ

コラム詳細

2007/02/01掲載
「メラビアン神話」の誕生?
コミュニケーションに関する講義をしていると、たまに「メラビアンの法則」についてお話しすることがあります。

講師:「『メラビアンの法則』を知っていますか?」
受講生A:「たしか、『7:38:55』の法則ですよね。コミュニケーションにおける影響力は言語(verbal)が7%、声(vocal)が38%、外見(visual)が55%を占めるという・・・。」
受講生B:「へぇ、そうすると外見が一番重要なわけだな・・・。」

かくして「メラビアンの法則」神話の誕生です。なるほど、日本にも「百聞は一見に如かず」「目は口ほどにものをいう」などの諺があふれていますね。受講生Aは大変よく知識を暗記していると感心しますが、その解釈は正確ではありません。最近は、言葉よりも見た目のコミュニケーションが肝要だ、という「知識人」が大勢いるので注意が必要です。
メラビアンが行った実験というのは「好悪の感情」がどのように伝達されるかを検証したものでした。「好意」「嫌悪」「中立」を表す3つの言葉を、「好意」「嫌悪」「中立」の声色でテープに録音し、「好意」「嫌悪」「中立」の表情をした顔写真と組み合わせながら実験者に「聞かせる」。その結果、話者の感情をどのように判断したかを調べるという単純なものでした。例えば、「大嫌い」という言葉を「好意」を示す声や表情によって発すれば言葉のもつ役割は当然小さくなりますよね。7%という数字は「好悪の感情」という限定された実験の結果について、研究者が発表した数字にすぎません。コミュニケーションにおける言語の役割がたった7%であろうはずがないわけです。
メラビアンが主張したかったのは、「言語と非言語に相違があった場合、すなわち矛盾したメッセージを受けとった場合、より非言語に影響されやすい」という非言語メッセージの強さだったのですね。

あなたは今、非常に忙しい。そこで誰かに話しかけられた。心の中で「後にしてくれよ」と思う。その思いを隠して「何か用?」と答えるのだが、相手はあなたの声のトーンや眉間によった縦じわを決して見逃さない。(蹴人)

採用情報サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ