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コラム詳細

2009/04/01掲載
お花見
もう四月。今年の桜前線は温暖化の影響からか三月中旬には各地から開花のニュースが伝えられたが、その後の冷え込みで少し足踏みをしている。当社は東京渋谷の桜丘町にオフィスがあり地域では「さくら祭り」が開かれている。まさにお花見の季節ということになるが、東京でお花見の名所と言えば、上野恩賜公園や千鳥ヶ淵などが有名だ。落語に「長屋の花見」(上方落語では「貧乏花見」)という演目がある。長屋の人たちが花見に繰り出す噺だが、行き先は「上野」や「飛鳥山」だ。

お花見は、酒好きにはお酒を飲む口実になるが、そうでない方にも外に出るきっかけになる筈だ。少し身軽になって春の花を目当てに歩き回ってみては如何だろうか。

落語に出てくる「飛鳥山」は、現在では飛鳥山公園(JR京浜東北線「王子」駅に隣接)として整備され桜の名所としても有名だ。この公園は徳川吉宗が享保の改革の一環として造成したことに由来する。このような史実は同じ東京に住んでいても知らないことが多い。また、園内には郷土資料を展示する博物館や紙の博物館などもあり、花を楽しんだ後はこれらの施設を覗いてみるのもよいだろう。

最近は、健康志向からウォーキングを趣味とする方も多いようだが、川沿いの桜の名所もお花見を兼ねたミニハイキングにはうってつけだ。例えば、玉川上水の羽村堰(青梅線羽村駅)〜多摩川中央公園〜多摩川堤防(福生)〜拝島駅までのコース、東中野駅から神田川沿いの桜並木〜哲学堂〜新井薬師公園をめぐるコースなどは、8km程度であり家族でも楽しめる。少し足を延ばせるならば、秩父の羊山公園の芝桜は壮大だし、山梨の桃源郷の桃の花もすばらしい。JRや私鉄などの駅に行くと「ウォーキング・イベント」のチラシが置いてあるので、一度チェックしてみるとよい。

「長屋の花見」では、貧乏なため卵焼きの代わりに「沢庵」、お酒の代わりが「お茶け」と侘しいが、歩き回って疲れお腹がすいたら、手作りのおにぎりもいいが、地元で評判の蕎麦屋や鰻屋に入ってみるとよい。ほんの少しの贅沢でびっくりするほど美味しいものにめぐり合えるかもしれないからだ。予算と時間に合わせて色々な楽しみ方ができるのがウォーキングの良いところだ。季節は春爛漫、家の中に閉じこもっていてはもったいない。さあ、出かけよう。(翔)

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