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コラム詳細

2007/12/01掲載
ギャンブル考
今年も去る11/26から年末恒例のジャンボ宝くじの発売が開始され、人気の売り場には徹夜組も含めて多数の「夢追い人」たちが行列を成していたようである。読者諸兄の中にも既に購入された方もいるだろう。

ところで、宝くじの期待値はどれくらいであるかご存知だろうか。宝くじの裏側に各等の1ユニットあたりの当選本数と金額が記載されているので、各等ごとの「確率 x 当選金額」を求めてそれらを合計すれば、全体の期待値が求められる。計算してみると分るが、何と40%程度(100支払って平均40の賞金を受け取れる)に過ぎない。ギャンブルの代名詞のように言われている競馬の期待値はご存知だろうか。実に約75%である。つまり、宝くじは競馬に比べて2倍弱もギャンブル性が高いことになる。しかし、実際のイメージはどうであろう。職場や学校で宝くじの話をしても何ら違和感はないが、競馬をやるというと(馬券は20歳以上でないと購入できないが)、最近はかなり市民権を得てきたとはいえ、ギャンブルをやるのかと白い眼で見られることも少なくない。

プロジェクトにおけるリスク・マネジメントにも定量化の概念があるが、人がイメージで考えるものと、数字化して分析した結果に乖離があることは珍しいことではない。単に数字に踊らされるのではなく、経験に基づいた人間の勘をどこまで対応策に含めていくかが、プロジェクトを成功に近づける鍵になる場合もあるようだ。

ちなみに、効率性を重んじる小生個人としては、宝くじは3枚だけ連番で購入することにしている。数学的な期待値からいえば、「買わない」のが一番の得策であるが、この買い方が1等前後賞3億円を獲得するための一番無駄の少ない方法であると確信している。

が、今まで当たったことはない。もし3億円当たっていたら、今頃はこんな(笑)コラムなど書いておらず、南の島でのんびりとトロピカルドリンク片手に読書に耽っていることであろう。(七対子)

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