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2015/11/01掲載
ベテランの引退
今年のプロ野球も終了したが、今期限りで現役引退を発表する選手が続出した。特に40歳以上のベテラン選手たちが来期はごっそりといなくなることになり、同じ「オヤジ世代」としては、一抹の寂しさを禁じえない。

西武のかつてのエース西口文也は、9回2死までノーヒットノーランを続けていながら、最後になるはずの打者にヒットを打たれて大記録を逃す事が2度もあった。極めつけは、9回を1人のランナーも出さずに完全試合を続けていながら、味方打線の援護なく0-0で延長戦に入り、10回にヒットを許してまたもや大記録を達成できないという珍記録も経験している。本人も引退会見にて、3度の「未遂」事件を心残りであると明かしている。

筆者が応援している中日は、今季は40代を越える選手たちが6人いたが、リリーフの岩瀬仁紀を除いた5人が今季限りでチームを去る。山本昌は、何と50歳で先発登板という、とてつもない記録を残した。親子ほども違う打者を相手に巧みな投球術で修羅場をくぐり抜けてきた。

「無事これ名馬」というが、どんなに才能やスキルがあったとしても怪我などでそれらを発揮する機会を失えば何の意味も持たない。どれほどの体調管理の努力をしてきたかは想像に難くないことだ。その他にも、選手兼任監督だったが来期は監督に専念する谷繁元信、聖徳太子のような髭を生やし、豪快なフルスイングでファンを魅了した小笠原道大、独特な風貌で西武でも活躍した和田一浩らが引退した。川上憲伸は戦力外通告を受けコーチ就任をオファーされたが、それを断り退団して現役続行を目指すと表明した。「限界が近いことは分かっているが、まだ野球少年でいたい。僕の中で『引退』という言葉は怖い」とのこと。今後は所属球団のない“浪人”になるが、どこかで投げる姿を見たいものだ。

他にも、周りの反対を押し切って大リーグを経験した斎藤隆や高橋尚成、五輪でも活躍した谷佳知など枚挙に暇がない。彼らの第二の人生での活躍にも期待したいものだ。(七対子)

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