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コラム詳細

2015/04/01掲載
オシムの言葉
サッカー日本代表にハリルホジッチ新監督が就任し、ゴタゴタがようやく収束したようです。新監督はボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、元代表監督であるイビチャ・オシム氏とは師弟関係にあります。

ところで、オシム氏は2007年脳梗塞で倒れ、志半ばで代表監督を辞することになったわけですが、様々な名言(メッセージ)を残しました。個人的に印象に残っているのが、「サッカーはミスのスポーツだ」というものがあります。ハンドボールやバスケットボールはゴール前の攻防が中心であり、中盤でボールを奪われることはあまりありません。ところが手を使えないサッカーは「中盤の攻防」があり、相手陣内にボールを運ぶことがそもそも難しい。しかし、そこでミスを恐れたプレーをしていると相手からすれば脅威を感じません。ミスを恐れていては、サッカーはできない。ミス(失敗)と共存し、決定的なミスを回避しつつも、ミスを恐れない積極性が必要だという主旨でした。

また、「部外者の印象を申し上げるなら、日本人は批判されることに慣れていない」とも述べています。日本人は批判されると極度に落ち込んでしまう。日本人選手には、失敗したくないと消極的になる者が少なくないと感じられたようです。健全なチームであるためには、むしろチーム内で批判し合うことは必要です。他者の批判に耳を傾ける姿勢や能力は、レベルアップに必要な資質ではないでしょうか。「裸の王様」になってはいけません。ミスをミスとして認識し、なぜ失敗したか、それらをはっきりさせることによって同じ失敗を繰り返さない組織でありたいものです。

「失敗を恐れていては前進できない」「最終的には、自分を信じられるか、チャレンジする勇気があるかどうかだ」など、オシム氏は自信をなくした日本人(選手)に多くのメッセージを残しました。それらのメッセージは、私たちの仕事やプロジェクトにもそのまま当てはまりそうです。(蹴人)

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