マンダラートの力
最近どうも頭が固くなってアイデアがでないと発想の貧困さにお悩みの方･･･。もうご存知かもしれませんが、「マンダラート (Mandal-Art) 」を使ってみませんか。
マンダラートは非常にシンプルながら沢山のアイデアを生み出す強力なツールです。用意するものは紙1枚。そこに縦横2本の線を引き、9つのセルを作れば準備は終わり。真ん中にテーマを書き、残りの8マスにテーマから連想されることを書いていくだけ。
やってみましょう。今目の前に何の変哲もない「うちわ」があります。この｢うちわ｣をアピールしたいとしましょう。何かいいアイデアはないでしょうか。真ん中に「うちわ」と書き、周辺を埋めていきます。「軽さ」「形」「持ちやすさ」「かっこよさ」「色」「頑丈さ」「価格」･･･。さらに、それぞれのセルについて同じように展開することも可能。例えば「形」を切り出して、別のシートの真ん中に「形」と書き、同様に周辺を埋めていきます。「逆三角形」「丸」「星」「五角形」「花の形」「折りたためる」･･･。ここまでやると、一気に8×8で64のアイデアが生まれることになります。
連想するときには遠慮は禁物です。「くだらねー」とか「ありえない」と思ってもジャンジャン書き込んでいくことがポイント。8マスでは足りなくなるくらいアイデアが出たら素晴らしいです。マンダラートを使うと「脳が動き出す」感覚があります。
脳は直線ではなく、放射状にモノゴトを記憶、理解しているので、発想しやすいのです。また、苦しくても8マスを埋めるという強制力を働かせることによって、そこにブレークスルーが生まれ、思わぬアイデアが閃く場合もあります。こんなお手軽なツール「マンダラート」を皆さんも是非試してみてください。（蹴人）
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