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コラム詳細

2014/12/01掲載
スポーツブームの火付け役
最近、電車の中でテニス用具を背負っている学生を良く見かけるようになった。今年の錦織圭選手の活躍に触発されてテニス人口が増えているのだと思われる。“それはおまえの勝手な思い込みに過ぎない”と言われてしまうかもしれないが、世界ランキングを5位にまで引き上げた錦織選手の躍進ぶりから、確実にテニスへの関心は高まっていると思う。

これまでにも日本人選手の活躍でブームが巻き起こったスポーツがある。例えば野球。サッカーに押され気味だった人気がメジャーリーグでのイチローの活躍で野球少年が増加したと聞いている。そのサッカーにしても、サッカー熱が沸騰しだしたのは、国際大会で日本が少し結果を残せるようになったこととJリーグの発足があったからだ。遡れば50年前、東京オリンピックでの東洋の魔女の金メダルによってバレーボールが脚光を浴びたこともあった。

他にも数え上げたらきりがないだろうが、スポーツブームにはそれぞれにその切っ掛けとなる功績があった。特に国際大会などは大勢の注目が集まっているだけに、好結果を残した時の影響は非常に大きいだろう。様々な種目が一斉に競われるオリンピックはブームの着火剤としては最高の舞台だろう。そのオリンピックが6年後に東京に戻ってくるが、おそらくそこでも新たなスポーツブームが沸き起こるに違いない。

筆者には秘かに期待しているスポーツ選手がいる。それは馬術の法華津寛(73)氏だ。彼は23歳で東京オリンピックに出場しているが、その後競技を続けてはいたもののオリンピック出場は果たせないでいた。しかし63歳の定年退職を迎えた後から本格的にオリンピック出場の夢を求めて、見事に67歳で北京、71歳でロンドンオリンピックへの出場を果たしている。未だに馬術がうまくなっている自覚があるというのだから、2年後に75歳で迎えるリオデジャネイロオリンピックは完全に射程圏内だろう。2度目の東京オリンピック出場も決して奇跡的なことではないと期待している。もし出場となれば当然日本中が見守ることだろう。

アジア初の同一都市複数開催となる東京オリンピック後は、ひょっとするとシルクハットと黒燕尾服、白キュロットの格好で、鞍を背負って電車に乗る中高年の姿を多く見かけるようになるかもしれない……楽しみだ。(歩)


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