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コラム詳細

2024/12/01掲載
チームの一体感の醸成
今月のコラムは野球ネタからです。米大リーグのワールドシリーズはドジャースがヤンキースに勝ち、4年ぶりの優勝を果たしました。大谷翔平選手は第2戦の走塁で左肩を痛め本調子ではなかったものの、その後も出場を続けチームを鼓舞し、優勝に貢献しました。日本人がユニコーンと呼ばれ、世界のひのき舞台で大活躍することに大きな注目が集まりました。

ドジャースの強さで注目されたのが“団結力(チームワーク)”ではないでしょうか。もともとスーパースターだらけのチームですが、個々の力だけでなく、チームとしての「つながり」を強く感じさせました。「皆が優勝という目標を共有し、たとえ劣勢でも1つ先の塁を狙い、まずは1点を取りにいくこと」、こうしたマインドセットを「ドジャー・ウェー」と呼ぶそうです。どんな場面でもチームの目標のためにエゴを捨て、1つのコマに徹することができるチーム…強いはずです。

1つ印象深かった話があります。ナ・リーグ地区シリーズの第2戦で2―10の大敗を喫した後、第3戦を行う敵地・サンディエゴへの移動に使うチャーターバスに選手全員が乗り込んだ、というものです。ベテランのマックス・マンシー選手は「私がここにいる間に、サンディエゴまでチーム全員でバス移動をしたことは一度もなかった。家族はなしで、チーム全員でバスに乗ろうと。素晴らしい体験でした」と証言しています。これは選手主導の提案であり、できるだけ選手が一緒に過ごすことにより、士気を高め、一体感を醸成するのに役立ったようです。

仲間と一緒に過ごす。そして、本音で語り合う。お互いを理解する。大切な仲間のためにベストを尽くしたいと思う。こうしたムードがチームに充満していたことが見て取れますね。「一緒に過ごす」、この単純なことがこれほどのパワーになるとは…。経営学者の野中郁次郎先生がある会合で、「バラバラのステークホルダーの意見をまとめるためによい方法はないですか」と質問されたそうです。先生の答えは、「合宿をしなさい」。一堂に会して徹底的に語り合え、と…。いや、本質を突いていますね。(蹴人)

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