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2012/07/01掲載
頑張れ、草食系営業マン!
先日、あるお客様の営業研修にて、見るからに線の細い草食系の若手営業マンから休憩時間に声を掛けられました。講義の内容に関する質問かなと思ったところ、何やら営業スタイルの悩み相談のような展開になってしまいました。

彼は「営業は疲れる」と言うので、その理由を尋ねると「営業は相手に好かれないといけないと先輩に教わった。だから、好かれようと一所懸命努力するのですが、それでヘロヘロに疲れちゃう」と言うのです。要は、好かれることを目的にしてしまい、どうやって好かれるかばかりを考えて、それでお客様の反応があまり良くないと、好かれていないと感じ、自信をなくし疲弊する、という展開のようなのです。

主客転倒。確かに、相手に気に入られたら仕事も楽しくなるでしょうが、相手に好かれることは真摯な営業活動の結果であって目的ではありません。彼には、「お客様が本当にどんなことに悩んでいるのか、トコトン考えて、その仮説をぶつけてみたら、面白い反応が返ってくるよ」と、やや遠回りなアドバイスをしました。

もう1つ。「相手が偉い人だと、気後れしてしまう」という発言もありました。どうやら自分の業務知識や経験の浅さがコンプレックスになっていて、引け目を感じているようなのです。しかし考えてみると、お客様の海千山千のマネジャーが取引先の若手営業マンに過大な期待をしているわけはありません。

ですから、相手の懐に入ってしまえばいいのです。知ったかぶりをするのではなく、知らないことは知らないと正直に言い、お客様に教えてもらうというスタンスでよいのではないでしょうか。これが若さの特権です。そして、実力を身につけ、お客様に仕事で還元し、お客様と一緒に成長していくことができれば最高ではないですか。

頑張れ、草食系営業マン!
(蹴人)


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