頑張れ、アイスペース! 惜しかった!2023年4月26日、宇宙スタートアップのispace(アイスペース)が月着陸船による月面着陸に挑みましたが、残念ながらあと一息のところで失敗しました。報道によると、失敗の原因については「高度の測定に誤差があったため」とのこと。着陸船の実際の高度とセンサーで得ていた高度にズレが生じ、十分に減速できぬまま月面に衝突した可能性が高いようです。
とはいえ、アイスペースは着陸には失敗したものの、準備から月面着陸までの10個中8つの目標を達成し、貴重な情報を得ました。そもそも地球から約38万キロ離れた月面への着陸に成功した国は過去に旧ソ連、米国、中国の3カ国しかありません。着陸直前までデータを取得できたのは民間ではアイスペースが初めてであり、次回(2024年)の再挑戦への期待が高まります。
それにしても、月面着陸の難しさを考えれば考えるほど、1969年にアポロ11号がミッションを成功させたことは今更ながら驚きです。1969年といえば、スマホもカーナビもGPSもありませんでした。コンピュータが大型汎用コンピュータしかない時代、カラーテレビですら一部のお金持ちしか持っていなかったようなローテクの時代です。そんな時代に人類が月に行くという途方もないことが、なぜ実現できたのか?
アポロ計画には約40万人もの人が携わっていたといいます。ケネディ大統領の素晴らしいリーダーシップや聡明で勇敢な宇宙飛行士の存在は確かに大きかったでしょう。しかし、アポロ計画が成功したのは、一握りの有名な科学者だけでなく、無名の数多くのエンジニア、事務スタッフ、建設作業員、サプライヤーなど、40万人の人の誇りと支えがあって成し遂げられたものに違いありません。
有名な逸話があります。ケネディ大統領がNASAを訪問した際に、廊下にいた清掃員に話しかけました。 「あなたは何の仕事をしているのですか?」 清掃員は答えました。 「大統領、私は人類を月に送るのを手伝っています!」 今回のアイスペースの失敗も、夢に対する情熱とチャレンジ精神があれば、きっと次のミッションに活かせるに違いありません。頑張れ、アイスペース!(蹴人)
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