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コラム詳細

2017/05/01掲載
スマホ消滅
50代の女性が「スマートフォンのマナーを守らない人に我慢がならない」として読売新聞の人生相談(4/12付け)の欄に投稿していた。外出先では、“ながらスマホ”が横行していて、ある時は立っている所にぶつかってきておいて、逆に相手から睨み返されたという。「本当に、毎日、外に出るのが苦痛」で「この世からスマホがなくなればいいのに」と訴えている。

この相談の回答者は小説家の出久根達郎氏だ。同氏もスマホをいじりながら歩いていた人にぶつかられて怖い思いをした経験があるそうだ。だからスマホユーザーに「マナー違反はしないでほしい」と相談者の気持ちを汲んだコメントをしている。しかし、それでは相談者への回答にはならないから、最後には「食わず嫌いということもあります。あなたも一度スマホを試してみては?」とアドバイスするだが、果たしてスマホが大嫌いな相談者はこれで納得できたのだろうか。

そんな人生相談を読んだせいもあってか、その後インターネット上のある記事に目が留まった。その記事のタイトルは「スマートフォンが消滅した後の世界」(BUSINESS INSIDER Japan)。前述の相談者の「スマホがなくなればいい」という願いが通じる日が来るかもしれないから、是非とも伝えてあげたいと思った。

その記事では、いずれこの世からスマホが消え去るのだと言いきっている。そして、それに備えてすでにMicrosoftやFacebook、Amazonといった企業が基盤づくりを進めているので、誰もが思っている以上に早い時期にスマホ消滅の日は訪れるだろうと伝えている。スマホが無くなった後、それに代わるものがどうなるのかについては、「現時点では想像もつかないものへと変化していくだろう」とだけある。

何とももどかしい話だが、専門家の意見としては、スマホやテレビなどのディスプレイを持つ機器がAR(拡張現実)に置き換わり、全ての情報が人間の視界の中に投影されるようになるとのことだ。さらには人間の脳の中にコンピュータを組み込んで、AI(人工知能)を介した人と機械との融合の研究も進んでいるという意見もある。こうなってしまうと、もうシンギュラリティの世界で、正に想像の域を出てしまう。

こんな話をスマホが大嫌いな人に伝えても、おそらくお悩み解決どころか、新たな不安を増幅さてしまうだけだろうか。(歩)
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