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2015/12/01掲載
記念日いろいろ!
「カレー南蛮の日」「データセンターの日」「着信メロディの日」という記念日がある。さて何月何日だかお分かりだろうか。分からなければもう少しヒント。同じ日にちは「下仁田葱の日」「手帳の日」「カイロの日」としても登録されている。少し季節を感じるから今頃だろうと思われる方もいるだろう。「世界エイズデー」「映画の日」「鉄の記念日」と聞くとTV、新聞等でも取り上げられることもあるから気づく方も多いはずだ。答えは「12月1日」。

1年365日全て何らかの記念日になっている。そもそもなぜ日本にこんなに記念日が増えたのか。そこには一般社団法人日本記念日協会の存在がある。同協会では記念日の登録制度を実施していて、記念日を設定したい自治体、企業、個人の瑞ソを受け、審査・認定して、記念日登録証を授与する。政治的、反社会的なものでない限りは何がしかの登録料を払えば認定されるので、そのお手軽さから増えてきているのだろう。

こんなに記念日を作って何の意味があるのかとも思うが、どうやら企業、団体にとっては「記念日マーケティング」として意味があるようだ。最も有名かつ古典的な記念日マーケティングとしては「聖バレンタインデー」がある。元々はローマ皇帝時代の記念日に日本のチョコレート会社が目をつけ、女性から男性にチョコレートを贈る日にして、自社チョコレートの販売促進につなげたのがはしりだというのは巷間に知れ渡っている。

同じように最近では「ポッキー&プリッツの日(11月11日)」というのもできて、「さあ記念日に因んで爆買いしましょう」と企業が誘ってくる日になった。記念日をイベント化して、そこで購買意欲を煽るのが記念日マーケティングの狙いだ。マスコミを使った宣伝広告より安上がりだろう。ただし、数ある記念日の中で広く世間に認知されるほど目立つことができるかがカギだ。

先日、国産初のジェット機「MRJ」の初飛行が成功した。国産プロペラ機「YS-11」の1並びに絡めたのか、11月11日にお披露目された。今後メーカーは売込みに利用する狙いで、この日を「国産飛行機の日」として登録するかもしれない。ポッキーも強力なライバルだから、同じ日を記念日にすると目立つのは大変だろう。(歩)


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