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コラム詳細

2015/07/01掲載
社内運動会
以前、2009年3月1日掲載の当コラム「非日常が演出する『連帯感』」にて、日本コカ・コーラの社内運動会の事例から、非日常が一体感を醸成することを紹介しました。従来、社内運動会は社員の健康増進などを目的に福利厚生の一環として実施されていたように思いますが、最近では、日本コカ・コーラの事例のように、社員同士の連帯感醸成のみならず、企業理念やビジョンを共有するなど、明確な目的があって実施されるケースが増えているようです。

今回は、自動車の買取り・販売事業を手掛けるガリバーインターナショナルの運動会を紹介します。ガリバーでは企業理念推進の強化の一環として大運動会を企画。横浜アリーナに2,000人が集結しました。社長の熱のこもったメッセージとともにポスターが作成され、社員たちは本番に向けてどんどんボルテージを上げていきました。地域エリアごとの4チームに分かれた対抗戦であることも、社員の心に火をつけました。イントラネットの運動会専用掲示板には「やる以上は勝つ!」といった書き込みが溢れ、休憩時間や終業後を利用して騎馬戦や大縄跳びの練習をする光景が目につきました。

当日のプログラムは午前11時半から午後9時までの長丁場。しかも開催時間中、常に半数つまり1,000人以上の社員が何かしらの競技に参加するという「稼働率50%以上」の計画を立て、緻密に運営されました。社員たちは白熱した競技を繰り返しつつ、「自分たちが主人公」という意識のもと、スケジュール通りの進行を実現。最後はなんと、2,000人が大合唱し、感動のフィナーレを迎えたそうです。

社内イベントは当日こそ盛り上がるものの、職場に戻れば急速にモチベーションが下がる例もあります。しかしガリバーでは会社へのロイヤリティが強まる効果が継続したといいます。仲間との一体感や、「自分(たち)はできる」という自己効力感、組織効力感が生まれたことが大きいのではないでしょうか。(蹴人)

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